art & craft

ゆっくり急げ

モノづくりの世界は大抵は時間に追われている。締め切りがいつでもすぐそこにあるのが通常だ、そんなことにならないように早く手をつけなくてはならないのだ、といったお説教もいいが、それが出来ないから困ったものなのだ。

 
「急がば回れ」急いでいる時ほど後でトラブルが起きないように仕事を進めた方が、急いでボロボロのモノをつくって後で修正を繰り返すよりも早くゴールにたどり着ける。とはよく言われていることだ。制作のプロセスがしっかりと確立されていれば、一つひとつの作業を丁寧に進めればいいだけの話なのである。

 
しかし、ルールのないモノづくりの世界では、いかに近道を探し出すかが重要になる時もある。そんな時は「ゆっくり急げ」なのだ。まず、制作に入る前に課題を整理する。何が課題の中で解かなくてはいけない問題なのか?問題設定を見直してみるのだ!人が言っていることが真の問題点ではないことが結構ある、そして真の問題設定力が実は肝なのだ、課題を問うことが真のモノづくりなのだ。

 
そのためには、まず「急いで考える」のだ、他人から見ると、とっと制作にかかれよ!と言われそうだが、そんなプレッシャーに負けてはいけない、ゆっくり考えるのだ。ここで言う考えるとは頭で論理的に組み立てるコトではない。とにかく手で考えるコトだ、頭で見えているモノを最速で手で書いてみるのだ、思考の図も必要だし、解決案も必要だ、いわゆるラフスケッチだ、頭で見えていたものが正しかったかどうか、何を加えればもっと良くなるのか、もっとシンプルにするためにはどうしたら良いかなどを手で考えるのだ。ラフの時点で2回転ぐらいさせるつもりで自己否定してみよう。そうすれば、何を制作しなければ(検討しなければ)ならないのか?アイデアが見えてきているはずだ。

 
そして、忘れてはいけないコトがある。アイデアが見えてきた時点で人に相談だ!急いでいる時は判断力が鈍る、いつもよりも丁寧に人の意見を聞こう。そして相談しやすいようにラフをまとめておけばもっと良いだろう。

 
ここまでくればだいぶ道が見えてきているはずだ、まず優先される道を行こう!急げ!Go!

2016年4月、このメンバーでパフォーマンスをする。

2016年4月、このメンバーでパフォーマンスをする。
条件1、即興であること  条件2、独創的であること  条件3、チャーミングであること
http://conte-sapporo.com/ev7_shigatsu.php

 
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参加させていただきます。

 
太陽光発電音響装置計画を進める中、副産物である省電力の音響システムの進化形で挑もうと思っております。(まだ冬の北海道ではソーラーパネルを持ち込んでのパフォーマンスには少々リスクがあるので…電力会社産の電気を使う予定です…。)
最近「シンセシスト」という言葉を知りました。いわゆる鍵盤の演奏技術という意味合いだけではなく、音をつくりだしたり、その音響効果などをつくりだしたりする人。だそうです。ダンサーなどと共演するときに音響装置というのは肉体的なものからかけはなれていて、ほぼ、グリグリと指先でノブを操作するのみで、演奏特有の呼吸感みたいなものを表現するのには向いていないのかもと思うことが度々。でもそうであるがゆえに、音をだすたびに、その場に在る肉体とはかけ離れた精神的な次元と共振できる可能性を感じるのであります。
あと自分の課題としては、「装置の運送は自分で運べるぐらいにすべし。」というのがありまして。よりコンパクトで最大級の効果をだせるようにしたいのであります。というわけで新型の振動スピーカを実験中であります。

 
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銅鑼を2枚とティンパレスとフレームドラムをコンパクトに合体させてみました。4ch仕様です。音が響き合って実に聴いたことがない音が飛び出してきます。すごいっすヨ!

 
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そして、4ch分のデジタルアンプを新調するのでありました。
どんな空間が待っているのでしょうか?ノリにノッタ二人との共振!楽しみであります。

 
みなさま。よろしくお願いいたします。

Solar project in garden vol.58

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さて、前回から引き続き、組み込み作業にの前に少しだけコンセプトを説明します。
やろうとしていることは、水彩絵具のパレットのような音響装置なのです。自分の好きな絵具を組み合わせて絵を描くのであります。12色の既製品でもよいのですが、絵具の一色にも個性があり、それぞれに発色具合が違うもので好みの絵具を組み合わせることで、自分の表現ができるのです。モジュラーシンセもそれにとても近いところがあり、同じような機能でも、機材によってそれぞれの個性があります。そして絵具を水でといていくように、繊細に装置に電気を流し込んでいくことで、その場の空気にあった音を出せるわけです。
それを実現させるためには、屋外で電気を調達するシステムが必要になります。この装置は太陽光パネルでその場で電気を調達することができ、ある程度蓄えることもできます。そしてアンプも内蔵しているので簡単に写生をするように音を楽しめるというわけです。

 
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モジュラーシンセは、ここ数年ものすごい勢いで流行しています。とても魅力的なモノがどんどんと開発され発売されてきています。私は、その発振音、弦楽器のようにそこで振動しているかのような響きに魅了されています。家の中では、近所が気になって思いっきり音は出せないし、喜んでもらえる人がいるのであれば一緒にやったりもしたいですが、ステージで演奏するような立派なものでもないし、レコーディングして楽しむものでもなく、その場で響く音に耳を澄ます贅沢、至福の音を楽しみたいのであります。そんなわけでユーロラックというモジュラーシンセの規格に合わせた音パレットを完成させたいのであります。

 
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ほぼ、前回までのモノを清書した感じであります。カーオディオ用のノイズフィルターを使うことでデジタルアンプのノイズもだいぶ軽減することができた。そして、中型のリバーブタンクものせて残響音も気持ちよくなったのであります。これでもただ音が出ることで喜んでいた頃からだいぶ洗練されてきてんのョ。

 
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自由にモジュールを組み合わせ、その日の気分で機材を入れ替えることが可能になった。モジュラーもなんだかんだずいぶんと購入してしまった。初期の頃に比べると音的にもだいぶ進化してきています。声かけてもらえればどこでも行きますよ。
でも、飛行機には乗せられないのでアシカラズ…。

Solar project in garden vol.57

4.5世代へのバージョンアップの記録〈完全ユーローラック化〉
ユーロラック対応の電源スイッチモジュールを制作しました。
 

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まず、1.5mmのアルミの切り出し。糸鋸とドリルでやるのです。
そして、塗装のためピカピカの面をヤスリであらす。
 

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クルマの補修用のサーフェーサを塗ります。
ちょっとデロデロになってますがヤスリをかけ何度か塗り重ねます。
 

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2000番ぐらいまで磨き、白で塗装しました。
そして、マークを転写します。
 

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セロテープで位置を決めて。
ゴシゴシこすりつけて。ウォーカッコええ。
 

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そして、またスプレーで透明を塗装。
完全硬化するのに1週間の放置プレー。
 

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マークまでこすらないように注意しながらピカールで仕上げる。
そして、組み込み。
 

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組み込み終了の図、再利用しているので電線がつけっぱなし…。
そして、完成。
 
さて、次回ラックに組み込んでいきますョ。

航空用トート

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北海道に機材を運ぶためにトートバックをつくる。
空港で20kg以上の荷物をあずけると料金がかかる、今回のトランクは29kgだった、30kgを超えると更なる料金がかかってしまう。トランクに入りきらないものを手荷物で持ち込むのにバックをつくった。それでもサイズに制限があり、そのサイズにおさまるようにつくってみた。

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ギュッと絞められるように登山用品屋さんでパーツを購入。チャックもつけてみた。

NEXT ERA NORTH at PRECIOUS HALL

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http://conte-sapporo.com/nexteranorth/

 
2/11(木祝)PRECIOUS HALL(札幌)にてイベントに参加します。
PRECIOUS HALLといえば聖地なのであります。ある人たちにとっては…。なにかが起きる予感です、場と時と人とが必然性をもって集まる予感です。今回の私の担当は音です。太陽光は使いません。でも、それ以上に熱いエネルギーに自分も装置も突き動かされています。

 
是非!会場まで!よろしくお願いします。

お詫び

ブログを消去してしまいました。
なんとか、カタチを整えることができましたが。
過去の写真は、復旧できないところもあります。
まあ、自分の忘備録なのでありますが…
心機一転アップしてゆきますので
これからもよろしくお願いいたします。

Solar project in garden vol.46

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トートバック!つくった!
帆布生地を使った。近所の布屋さんには8号の厚みしか在庫がなく…。ネットで検索してもう少し厚手の6号のものを倉敷から取り寄せた、ゴワゴワ、シッカリ、かなり好みの質感なのである。しかし、センターの一番の見せ場!縫い方に手作り感が出てしまった…。これはですね…。ミシンで縫えるギリギリすぎるサイズでして…。言い訳ですが…。スイマセン。段取りミスであります…。

 
なぜ?こんなものをつくったかというと、軽量化したシステムで一番の課題だったまともな音を出すのも、フレームドラムとお盆とデジタルアンプの組み合わせでずいぶんと進化させることができた。ようやくゴロゴロカートから解放されて肩に担いで余裕で移動可能となったのだ。

 
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梅雨の晴れ間をぬって、外で音出すぞー!

アート・スピリット

そこのキミ。たまには本を読んで応援されてみてはどうだろうか?
少々ウザイかもしれないが…。

 
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“ただ受け取るだけなら、奴隷でもできる”

 
“美は物質ではない。美は模倣できない。美は見る者の心に生まれた快感の感覚である。美しい物があるわけではない。だが、すべての物は、それを見て快感を起こすような、感受性と想像力にあふれた心がやってくるのを待っている。”

 
“この世の自由な人びとは、さまざまな方法で自分にとっての美を発見し、人に伝えようとする。”

 
”現代人は奇妙な文明に生きている。現代人の理性と魂は恐怖や人工的なものばかりでいっぱいになっており、そのせいで美に気づかないことさえある。世界が抱えているあらゆる厄災の元凶はこの恐怖であり、真実とじかに向きあえる視野の欠乏である。”

 
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今、私たちに求められていることは、『自分が表現したいモノをつくることではなく、皆に必要とされるものをつくること。』となってしまった。それは本来、つくり手として批判されるべきことであるのだが、それがまかり通っている。

 
全ての人々は、モノに対して消費者であり、批評家でもあり、無意識に自分に従わせようとする。そして民主的に多くの人が“いいね”というものがよしとされ、どうでもよいものは淘汰されていゆく。少数派は切り捨てられ、埋もれている美意識が大切に育てられることは無くなった。それは、消費には関係のないことだからだ…。

 
元々『どうしてもつくりたいモノ』を持っている人など世の中で微々たるものだ。モノはすでにあって、新たにつくり出す必要性など感じることも少ない、『つくらされているモノ』と『つくりたかったモノ』の判断すらできないほど、システム化された消費のなかでアートやデザインは終焉を向かえているのだ。このような状況下で「人間にとってモノづくりは、生命活動と直結している重要なことなのだ。」などと叫ぶことは、お笑いぐさでる。感受性や想像力といったものが軽視され、合理性や利便性を追い求めてきたことのツケに気づいている人は、ごくわずかであろう。

 
”自分が本当は何が好きなのかを知るのは簡単ではない。このことについて、自分を騙しながら一生を送ってしまう人も大勢いる。たいていの人は、生きながら死んでいる・・・” 80年前のこの言葉は重い。自分を見つめる力は退化の一途をたどるばかりである。もちろん、自分を見つめられない人が他者に向かうことなどありえない。もはや、生きながら死んだ人間に囲まれた荒んだ社会が進行中なのだ。

 
今、このような本が出版されるということは、絶望に沈む「つくりたいモノ」を持つ人への励ましと受け取れる。つくり手の孤独な戦いは、ますます過酷になってきていることを自覚せずにはいられない。

 

Aruduino vol.03(大脱線)

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環境の変化を音に変換するという大命題を掲げてスタートした太陽光発電音響装置計画(Solar project in garden)アルドゥイーノ計画であったはずなのだが…ただいま脱線中であります。

 
まずは、光センサーを使いその信号をアルド君に送り、加工して、モジュラーシンセに送るという実験を真面目にやっていたわけですが…。

 
いろいろと調べると、わざわざアルド君を通さなくても様々な電気工作からできる電圧でもいけるかも?と思いついてしまたわけで…

 
写真のキノコみたいなヤツが光センサー、そしてその下のゲジゲジみたいなヤツがオペアンプと呼ばれる発振器 、それらを使えば何か変な音が出そうなのであります。

 
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そして、こちらは、LITE2SOUNDという光をノイズに変換するマシーンであります。

 
先端のLEDが様々な光を受けてノイズを発生させるのですが、ヘッドフォンをさして街を歩けばノイズワールドが広がるという装置で、まるでカメラのように目の前の風景を音に変換させるというもので海外からキットを取り寄せてつくってみました。

 
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そして、秋葉原をうろついていたとき、ふと目についてしまった中古のアタッシュケース。
なにか男心をクスグル2000円也。

 
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中にそこらにあるガラクタをつめてみたら、ミニミニモジュラーシンセができそうではありませんか?

 
詳しい報告は、また時期をみてやります。とりあえず、このノイズマシーンの音をきいてみてください。

 
ちなみにアルド君は、「ゆらぎ」のノイズを出し続けています。
「ゆらぎ」というのは、ロウソクの炎がチラチラするかんじ、とか、波が寄せては帰すかんじ、とか、いわゆる自然界にあるランダムな現象、その現象をプログラムしているのだ!凄いでしょと自慢したいところですが…コピペです!残念!